摩擦圧接工程の見える化・IoT化

@お客様

異なる材質の金属を高速で擦り合わせて接合させる摩擦圧接工法という技術を用いて様々な金属加工を行っている、川崎市内のお客様

@課題・ご要望

加工時の発熱温度を測定し、データとして蓄積・活用することにより、品質管理や加工条件の確立に役立てたいとのご要望

@解決策(GENBAキーパーの役割)

川崎市が推進し、弊社がリーダー企業として参画している『かわさきIoTビジネス共創ラボ生産性向上ワークグループ』活動の一環で取り組みました。
素材特性と、加工機の条件、発熱温度の関係をデータとして蓄積し活用できれば、より高度な加工条件の管理や品質管理への対応が可能になると考えました。
そのために、まずは旧型のPLCから、データファイルへの出力が可能なPLCへの更新を行いました。放射温度計にて測定した発熱温度と、圧力や回転数等の加工機条件のデータを一定の間隔で収集し、クラウド環境のデータベースに蓄積。工場とは別の事務所からでも、モニタリングや様々な分析ができるようにしました。

@効果・お客様の感想

勘や経験に頼らずに、データに基づいた最適な条件設定が短期間にできるようになりました。トレーサビリティが確保され品質管理体制が強化されたため、顧客信頼の向上を確信しています。今後も、工具の摩耗や劣化を自動検知し対処する仕組みを構築するなど、更なる見える化計画を進めていきます。
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